平成18年11月22日
於:福島県岩瀬郡天栄村
平成19年度第1回地中熱利用技術専門部会幹事会 資料
内容
1)平成18年度の事業報告
2)平成18年度決算報告
3)平成19年度の事業計画案について
4)平成19年度予算案について
5)講座についての進捗状況
6)その他
1)平成18年度事業報告
(a) 幹事会の開催
1回目 平成17年11月20日(於:ウェルハートピア雲仙小浜)
2回目 平成18年7月4〜11日(メール)
※ その他メールによる意見交換を継続的に行った.
(b) 講演会の共催
地中熱利用促進協会と特別講演会を共催した.
日時:平成18年5月10日(水)14:30〜16:00
場所:鉄鋼会館,以下講演テーマおよび講演者
@ テーマ : 『住宅用GeoHPシステムについて』
ゼネラルヒートポンプ工業(株) 柴 芳郎氏
A テーマ : 『地下の恒温性を利用した地中熱利用について』
崇城大学 工学部 教授 水田 義明氏
司会 安川香澄(日本地熱学会 地中熱利用技術専門部会)
(c) 市民向けシンポジウムへの協力
地中熱利用ヒートポンプシンポジウム:
「足元のエネルギーを上手に使って快適なくらし!」
日時:平成17年12月20日(火)15:00〜17:00
場所:(独)産業技術総合研究所 臨海副都心センター別館11階
シンポジウムコーディネーター:安川香澄(独立行政法人
産業技術総合研究所)
講演:
「地中熱をご存知ですか」
(独)産業技術総合研究所 主任研究員 安川 香澄氏
「地中熱利用ヒートポンプとは」
(株) 地熱 社長 濱田 眞之氏
「研究開発の現場から」
東北大学 助教授 新堀 雄一氏
(d) 見学会および特別セッションのコーディネート
地熱学会雲仙大会の見学会と連携し,地中熱関連の見学を行った(平成17年11月21日(月)〜22日(火)).株式会社 ワイビーエム殿(掘削機械およびオフィス用地中熱利用冷暖房施設見学・佐賀県唐津市)、九州大学住宅用地中熱利用冷暖房施設見学(福岡市)等
(e) 日本地熱学会誌 講座「地中熱利用ヒートポンプシステム」の連載
28巻1号 「地上施設の計画と施工」 北海道大学 長野克則氏
28巻1号 「熱交換器の地中熱への設置」 秋田大学 田子
真 氏,産総研 盛田耕二 氏
28巻2号 「温度応答試験の実施と解析」 九州大学 藤井
光 氏
28巻3号 「浅層の温度分布と地下水流動に関連して」
浅層の地下温度構造 産総研 内田洋平
氏
地下水のモニタリング技術 東北大学 森谷祐一
氏
地下水流れが採熱量に及ぼす影響 金沢大学 木村繁男
氏
28巻4号 「建物基礎杭を利用した地中熱空調システム」 東京大学 大岡龍三
氏
(f) 学会HPに適宜情報を提供
市民向けの地中熱関連シンポジウムの開催情報などを提供した.
(g) オーガナイズドセッションの開催
(I) 平成17年度地熱学会学術講演会
「地中熱利用の技術講座」に向けて
コンビーナー:安川香澄(産業技術総合研究所)
日時: 平成17年11月20日(日)9:00-10:30
場所: ウエルハートピア雲仙小浜 A会場
趣旨:地中熱利用技術専門部会では,地熱学会誌に『講座』として地中熱利用にかかわる各種の技術動向をシリーズで紹介していく予定で,独立した冊子としての出版も視野に入れている.本セッションは,講座の概要およびその一部の紹介とともに,大会に併せて実施される見学会における施設説明も含めた関連の技術開発動向について情報交換を行い,参加者からの意見を募ることにより,「講座」の内容の一層の充実を目指す.
座長:安川香澄(産業技術総合研究所)・新堀雄一(東北大学)
開会挨拶 座長
パネリストによる講演 (敬称略)
OS4-1 「講座の概要について」東北大学大学院 工学研究科 新堀雄一
OS4-2 「ヒートポンプの構造と特徴」ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 柴 芳郎
OS4-3 「地上設備についての取り組み(唐津市における大型空調システム導入例)」
株式会社ワイビーエム 川崎賢一郎・吉田哲雄, 九大院・工 中尾利豊
OS4-4 「最近の技術動向(福岡市アイランドシティにおける導入例)」
九大院・工
江原幸雄, 産総研 盛田耕二, 九大院・工 福岡晃一郎, 黒田 高,酒見光太郎, 上岡 慎,藤光康宏,西島 潤
総合討論
(II) 平成18年度地熱学会学術講演会
「地中熱利用技術の将来に向けて」
−ホッと心安らぐ大地のエネルギー地中熱
その恩恵を受けるために−
オーガナイザー: 森谷祐一氏(東北大院環境)
日時: 平成18年11月22日(水)13:00-15:00
場所: 福島県岩瀬郡天栄村 羽鳥湖高原交流促進センター
趣旨:
本セッションでは,地中熱利用技術に関する最近の技術と実践的な取り組みを学ぶとともに,パネルディスカッションを通じて地中熱利用技術のレビューを行い,これまでの課題と今後の課題とを整理する.そして,地中熱利用があまり普及していない現状と,地中熱を利用することの本質的な価値を再認識しつつ,将来我々が取り組むべき事項と方向を探る.
内容:
(1) 北海道大学大学院工学研究科教授 長野克則先生によるご講演(約40分)
* 地中熱利用技術の関する実践的取り組み
(2) パネルディスカッション(約80分)
* 地中熱利用の本質的価値の認識
* わが国における地中熱利用に関する課題の整理
* 優先して取り組むべき課題に関する討論
* 他
* パネラー
長野克則先生(北海道大学大学院工学研究科)
大島和夫氏(三菱マテリアル資源開発(株))
柴 芳郎氏(ゼネラルヒートポンプ工業(株))
盛田耕二氏(産業技術総合研究所)
* パネル討論コーディネータ:
新堀雄一氏(東北大学大学院工学研究科)/中込 理氏(石油資源開発(株))
2)平成18年度決算報告
別紙1に示す.
3) 平成19年度事業計画案について
(a) 幹事会の開催(年2回予定)
(b) 地中熱利用促進協会との共催による講演会開催
(c) 講演会および市民向けセミナー等への協力(別紙2)
(d) 地熱学会誌 講座「地中熱利用ヒートポンプシステム」の連載
(e) 地熱学会大会でのセッションの計画
(f) 地熱学会誌および同HP等を通じた地中熱利用に関する情報の提供
4)平成19年度予算案について
別紙3に示す.
5)講座についての進捗状況
28巻4号(平成18年10月25日発行)に5−3「建物基礎杭を利用した地中熱空調システム」(東大 大岡龍三氏)掲載
29巻1号(平成19年1月発行予定)に6「まとめと今後の展望」(岐阜大 大谷具幸氏)掲載予定
6)その他
別紙1
平成18年度収支報告
別紙2
3)地中熱利用促進協会主催の講演会への協力
@ 月日: 12月18日(月)
場所: 大宮テプコ館(東京電力)
A 月日 12月19日(火)
場所: (独)産業技術総合研究所 臨海副都心センター
内容:当シンポジウムは,NEDO省エネルギー広報活動の補助金による事業の一環であり,促進協会殿と連携して準備を進めている.今回の講師には,高杉氏,森谷先生,福岡氏・江原先生,藤井先生を予定している.
別紙3
平成19年度実施計画予算案