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日本地球惑星科学連合への加盟のお知らせ

日本地熱学会 会員各位

平成18年10月27日
日本地熱学会長 新妻 弘明

 すでにご存知の方も多いと思いますが、2005年5月25日に、地球物理学、地質学、鉱物学、地理学等に関する学会を網羅し、 地球や惑星を研究対象とする学会の総合的な連合組織として「日本地球惑星科学連合」 (以下、連合と記載)が設立されました。連合は、我が国における地球惑星科学分野の意見集約や合意形成をはかると同時に、 対外的な窓口組織として国や一般社会に対して提言や情報発信を行っていくことを目指して設立されたものです。 とくに、日本学術会議との連携や国際プロジェクト等への対応、我が国の科学技術政策への提言、初等・中等教育における地学教育や理科教育問題への対応、 報道機関を通じた研究成果等の情報発信、一般市民を対象とした教育・啓蒙・アウトリーチ活動等を積極的に行っていくことを目指しています。 連合には、平成18年5月 18日現在、地球惑星科学に関わる43の学協会が加盟し、すでに様々な活動を行なっています。
 地熱学会評議員会では、連合への加盟による当学会のメリットをさまざまな 角度から検討いたしましたが、平成18年7月11日に開催された評議員会において、 連合への加盟申請を行うことを決定いたしました。その後、当学会の申請は平成18年10月3日に連合により承認されています。
 平成17年10月1日に発足した日本学術会議の新体制では、学協会とのより一層密な協力を学術研究団体の連合体と行うこととなりましたが、 今後は連合を通して学術会議とのより実質的な連携が図れるものと考えます。日本学術会議及び連合の目指す我が国の科学者コミュニティ形成に資することは、 地球の熱エネルギーの利用技術を発展させ普及させるという当学会の目的と合致するものと考えます。
 なお連合加盟に際しては、学会員の負担する年会費はありません。学会の負う義務は、委員会等への委員派遣が中心で、 最高決定会議である評議会への学会長の参加、ならびに学会窓口連絡委員、教育問題検討委員、国際委員の各1名の選任が必要となります。 また、連合の5委員会のいずれかへの1名以上の推薦が要請されています。そこで副会長、総務委員長とも相談し、当学会今期分の推薦委員として、 下記の方々を選任させて戴きました。この連合派遣委員の方々には、ご快諾戴きましたことを併せてご報告します。

 今後、日本地熱学会として、連合との協調だけでなく、毎年5月に開催される連合の大会において魅力的なセッションを提案するなど、 連合という大きな組織の中でそのプレゼンスを示すことも重要です。会員の皆様には、今回の連合加盟に対するご理解と積極的なご支援・ご協力をお願い申し上げます。