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平成19年度第4回 評議員会議事録

日時
平成19年7月10日(火)13:30-16:30
場所
中央区八丁堀区民会館 6号室
出席者
江原会長,笹田副会長
有木,内田,海江田,花野,浜田,村岡 各委員長
安達,糸井,高杉,玉生,野田,松永 各評議員
委任状提出 9名
西,佐藤 庶務幹事
天満 会計幹事
河合 事務局
議事

1. 前回議事録の確認

一部訂正の上,承認された。

2.入退会者の承認

前回以降,正会員10名の入会,6名の退会を承認した。また,賛助会員1名の退会を承認した。この結果,平成19年7月10日現在の会員数は,正会員および名誉会員547名,賛助会員65名(70口)となった。

3.会計中間報告

経理委員長より平成19年度3/4期の会計収支状況が報告された。収支はほぼ予定通り進捗しているとの報告があった。

4.編集委員会報告

編集委員長代理より以下の項目について説明があった。
  1. 報告事項
    1. 会誌第29巻3号(平成19年7月25日発行予定)の編集状況について報告された。巻頭言,ニュース,講座1件,論文1件,技術報告1件,学会記事,書評で予定。
    2. 手持ち原稿について。
      • 講座1件,総説1件を査読中
      • 論文:受理1件(4号掲載予定),著者修正中3件,査読中4件
      • 書評(「気になる一冊」)受理2件(4号および次巻1号に掲載予定)
      • 技術報告:著者修正中1編
  2. 審議事項
    1. 学会誌特集号「火山の熱水系」について
      • 地球惑星科学連合大会「火山の熱水系」セッションにおいて発表された内容について,日本地熱学会誌への投稿をお願いし特集号としたいとの提案がなされ承認された。

5.行事委員会報告

行事委員長より,以下についての説明があった。
  1. 報告事項
    1. 平成19年学術講演会の日程と会場
      1. 学術講演会
        • 日程:平成19年11月28日(水)〜30日(金)
        • 場所:茨城県つくば市文部科学省研究交流センター
        • 内容:総会,個人講演,ポスターセッション,(特別講演については検討中),学生ベストポスターコンテスト,懇親会(平成19年11月29日(木)つくば国際会場内レストランエスポワール
      2. オーガナイズドセッション
        • パネルディスカッション:仮称「日本の地熱発電所の新規建設を進めるには・・」
        • 地熱開発企業協議会
        • 地中熱
      3. 講演会プログラムに,各賞受賞者と名誉会員候補者の氏名を記載できるようにするため,事前の評議会での決定をお願いしたい旨の確認があった。
      4. 協賛依頼を準備中との報告があった。
    2. 平成20年学術講演会(日本地熱学会創立30周年記念大会)
      1. 学術講演会
        • 日程:平成20年10月30日(木)~11月1日(土)
        • 場所:石川県金沢大学
      2. 内容(案)
        1. 総会,個人講演,ポスターセッション,学生ベストポスターコンテスト,懇親会
        2. オーガナイズドセッション,特別講演
        3. 30周年記念イベント,タウンフォーラム
        4. 見学会

6. 企画委員会報告

企画委員長より,以下についての説明があった。
  1. 報告事項
    1. 平成19年タウンフォーラムについて
      • タウンフォーラムを平成19年学術講演会つくば大会に併せて企画しており,最近,経済産業省で進められている知識融合活動(インテレクチャル・カフェ)に合わせたイベントとして地熱とは分野の異なる研究者や学生等との交流を目的としたフォーラムの開催を検討している。現在,産業技術総合研究所のイノベーション推進室とともに検討中である旨の報告があった。
    2. 学会創立30周年記念事業について
      • 日本地熱学会創立30周年記念事業について,記念シンポジウムの開催と記念誌の発刊を検討しているとの報告があった。

7. 学会賞選考委員会報告

学会賞選考委員長より本年度学会賞の選考過程と,論文賞2件,研究奨励賞1件,功績賞2件のそれぞれの候補者についての説明があり,いずれも承認された。
  • 論文賞
    • 候補者名:伊藤高敏・渡邉 恒・Daniel Swenson・林 一夫
    • 論文題名:伊藤高敏・渡邉 恒・Daniel Swenson・林 一夫「低温水流入に伴う熱弾性効果によるき裂透水性の変化挙動と室内実験による検証」 Vol.27, No.2, pp101-113 (2005)
  • 論文賞
    • 候補者名:鴇田洋行・糸井龍一
    • 論文題名
      1. 鴇田洋行・糸井龍一・濱田雄史・千手隆徳「マルチフィードに対応した坑井シミュレータMULFEWSの開発と八丁原フィールドデータ解析への適用」 Vol.27, No.1, pp11-26 (2005)
      2. 鴇田洋行・エンリケ リマ ロバト・糸井龍一・本山達也「地熱発電所の最適運用・管理のための貯留層・坑井・地上配管内流体輸送シミュレータの連結」 Vol.28, No.1, pp77-94 (2006)
  • 研究奨励賞
    • 候補者名:原 淳子
    • 論文題名:「熱水流通試験に基づく変質岩石の固―液界面構造の評価」Vol.28, No.1, pp95-106 (2006)
  • 功績賞
    • 対象者氏名:池内 準,石井國義

8. 広報委員会報告

広報委員長代理より以下の説明があった。
  1. 報告事項
    1. 学会ホームページ担当者の変更について報告があった。
    2. 学会ホームページ(トップページ,リンク集,賛助会員ページ)の更新について検討を進めているとの報告があった。
    3. 日本地熱学会ホームページのコンテンツの一部をウェブリオ株式会社がウェブ上で運営するオンライン辞書Weblioへの転載する件について,契約手続きが終了した旨の報告があった。
    4. 総務委員会による学会メーリングリストからの情報の活用等について検討を行っている旨の報告があった。

9. 総務委員会報告

総務委員長より以下の説明があった。
  1. 報告事項
    1. 特許法第30条学術団体調査について報告があった。
    2. 全国試験研究機関名鑑校正依頼について報告があった。
    3. 第13回日本地層評価シンポジウム協賛依頼について報告があった。
    4. 資源・素材学会2007協賛依頼について報告があった。
    5. 第2回新エネルギー世界展示会協賛依頼について報告があった。
  2. 検討事項
    1. 平成19年度名誉会員として,秋林 智 会員,ならびに阿部 博之 会員を推薦することが承認された。
    2. JGL(連合ニュースレター)同封に伴う覚書(3)改定案が提案され,承認された。
  3. その他
    • RE2006を主催した「再生可能エネルギー2006国際会議組織委員会」を発展的に解消し,「再生可能エネルギー協議会」が発足した旨について天満幹事より報告があった。

10. 会費の値上げについて

 江原会長より,第3回評議員会において経理委員会より提案された会費の値上げに関する案件について議論を深めるため,評議員によるメール会議が行われたこと,並びにその内容について以下の通り報告があった。財政状況改善のためには歳出を抑える等自助努力をよりいっそう進めることを基本とするが,長期的な学会財政の安定化を図るためには会費の値上げ,および大会参加費の徴収が必要不可欠になりつつあるとの意見が多数を占めた。具体的な金額の検討を行うためには,総合的な判断材料が必要となることから,第4回評議員会までに経理委員会において会員費の値上げと大会参加費徴収を含めたシミュレーションを行うとともに,行事委員会において他学会の状況等について整理を行うこととし,これらを基に第4回評議員会で審議することとなった。

 以上の経緯を受け,会費値上げに関する審議が行われた。シミュレーションの結果,今後の会員の動向を考慮すると正会員費の値上げのみでは学会財政を維持することは困難であり,賛助会員費の値上げや大会参加費の徴収が必要と報告された。賛助会員費については他学会の状況と比較すると日本地熱学会では会費収入に占める賛助会員費の割合が大きく,さらなる値上げは公平性に欠く懸念があることから,従来の1口3万円から,1口を1万円,ただし最低3口以上とし,可能であれば口数の積み増しをお願いする方法が現実的であるとされた。大会参加費については他学会の状況および受益者負担の考え方を勘案し,参加費徴収が妥当とされた。審議の結果,会員費値上げ案として,正会員費7,000円(会費の減免措置の規定に係る対象者は3,500円),賛助会員費:従来通り(但し1口を1万円とし,最低3口以上とする),および大会参加費徴収案として,5,000円(正会員),6,000円(非会員),2,500円(会費の減免措置の規定に係る対象者)との案(全て要旨集を含む)が承認され,これらを基に関連する会則改定作業に着手することになった。

11.その他

  1. 平成19年学術講演会つくば大会におけるパネルディスカッション「日本の地熱発電所の新規建設を進めるには・・・」に関して,討論内容およびパネラー委嘱に関する進捗状況の報告があった。
  2. 日本地球惑星科学連合第5回評議会に関する報告があった。

次回評議員会開催は10月17日(水)の予定。

以上