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平成21年度第4回 評議員会議事録

日時
平成21年7月17日(金)13:00 - 16:00
場所
産業技術総合研究所 秋葉原オフィス1101第1会議室
出席者
江原会長
内田,土屋,野田,花野,安川 各委員長
有木,糸井,梶原,中田,中西,浜田,松永,村岡 各評議員
委任状提出 5名
矢野,山田 監事
宮越,佐藤 庶務幹事
内田,原田(オブザーバー) 会計幹事
議事

1.幹事交代について

会計幹事の交代予定について報告があった。

2.前回議事録の確認

評議員MLにおいて確定した前回評議員会議事録を確認した。

3.入退会者の承認

前回以降,正会員3名の入会,正会員12名の退会,ならびに賛助会員1名の入会,賛助会員4名の退会を承認した。この結果,平成21年7月17日現在の会員数は,正会員および名誉会員539名,賛助会員63名(204口)となった。

4.会計中間報告

会計幹事より平成21年度3/4期の会計収支状況が報告された。会費収入について概ね予定通り進捗しているとの報告があった。

5.編集委員会報告

編集委員長代理より,以下について説明があった。

(1)報告事項

  1. 会誌第31巻3号の編集状況。
  2. 独立行政法人科学技術振興機構(JST)より学会誌電子化システム(J-STAGE)の導入について打診を受けており,今後検討していくこととされた。
  3. 手持ち原稿の状況について。
  4. 第2回編集委員会の議事内容について報告があり,査読者決定の迅速化に関する選定方法についての報告がなされた。

6.行事委員会報告

行事委員長代理より,以下について説明があった。

(1)報告事項

  1. 平成21年度京都大会について,大会ホームページの開設,ならびに申込書による講演申込受付(ホームページからの申し込みについてはテスト中)について報告があった。オーガナイズドセッションの状況について報告があった。
  2. 学生会員の参加を促すため,学生会員の懇親会費を正会員より低額にする方向で検討を進めていくことが確認された。
  3. ウェブ上での大会・懇親会の事前申し込みについては,ウェブ上での申し込み実現の可不可,事前申し込みに伴う割引制度と併せて継続審議していくこととされた。
  4. 京都大会にて温泉共生委員会の特別企画を予定しているとの報告があった。時間は2時間〜2時間半を予定し,最後30分くらいでディスカッションを予定している。

(2)審議事項

  1. 平成21年京都大会におけるグリーン電力利用について導入の方向で検討を進めることとされた。今後,現地実行委員会で使用電力量を調査の上,経費等を勘案した上で早期に詰めることとされた。使用に当たっては十分な宣伝を行っていくこととされた。
  2. 平成22年度大会について候補地について検討がなされた。

7.学会賞選考委員会報告

学会賞選考委員長より本年度学会賞の選考過程と,論文賞1件,研究奨励賞1件,功績賞1件のそれぞれの候補者について審議され,承認された。

8.企画委員会報告

企画委員長より以下の項目について説明があった。

(1)報告事項

  1. 新エネルギー世界展示会での地熱学会の出展について報告があった。準備した資料もほとんど配布され,非常に盛況であった。
  2. 平成21年度強と大会でのタウンフォーラムについて現地実行委員会と共同で検討中との報告があった。

9.総務委員会報告

総務委員長代理より以下の項目について報告があった。

(1)報告事項

  1. 日本地球惑星科学連合第2回定時社員総会通知について。
  2. クリーン・エネルギー・パートナーシップ総会開催案内について。
  3. 資源・素材学会「資源・素材2009(札幌)」協賛依頼の受諾について。
  4. 平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞及び若手科学者賞受賞候補者の推薦依頼について報告された。今後,若手科学者賞については推薦時期がこの時期であるとすれば,研究奨励賞と近い時期なので地熱学会から推薦してはどうかとの意見があり,今後検討することとされた。
  5. 日本地球惑星科学連合2009年大会の学協会インフォメーションコーナーでの地熱学会入会申込書,地熱エネルギーパンフレット,地中熱利用協会のパンフレットの配布状況が報告された。
  6. 日本地球惑星科学連合第一回環境災害対応委員会の参加報告があった。

(2)審議事項

  1. 名誉会員の推薦対象者について審議され、承認された。

10.IGA専門部会

IGA専門部会長代理より以下の報告があった。

(1)報告事項

第47回IGA理事会(2009年5月5日〜8日,スペイン・マドリッド)の概要が報告された。

  1. IEA-GIA/IGAワークショップ
    • 世界の地熱エネルギーポテンシャルの確認と開発目標の報告があり,オーストラリア,ドイツの将来計画の高さが印象的であったとの報告があった。
  2. IGA理事会 (2009年5月5日〜8日,スペイン・マドリッド)開催について。
  3. WGC2015の開催候補地のプレゼンテーションについて。

11.地中熱専門部会

専門部会長より平成21年京都大会におけるオーガナイズドセッションについて企画委員会と調整中であり,環境省のクールシティ事業を含めた内容で準備中であるとの報告があった。地中熱利用促進協会とのタイアップを行い、講習会等で利用できる資料の出版について準備を進めているとの報告があった。

12.地熱発電と温泉との共生を検討する委員会

温泉共生委員長より今後の方針として,1)平成21年京都大会における検討内容の紹介の実施,2)年内に地熱学会として報告をまとめる予定,との報告があった。前回の委員会では報告書の章立て,および割り当てを実施した。第2回委員会では報告書のドラフトを議論する予定であるとの報告があった。

13.広報委員会

広報委員長より以下の報告があった。最近,テレビで取り上げられる機会が多くなっており,事前にホームページに掲載するようにしたい。同時に一般の方からの質問が少しずつ増えており,対応している。また,地熱発電所の写真を欲しいという問い合わせがあったが,検討した結果,肖像権について各発電所に問い合わせが必要となるため,各発電所への問い合わせ先を伝えたとの報告があった。

14.その他

1)シルバー会員制度について

 シルバー会員制度について審議が行われた。会員にとっての退職後の学会への所属しやすさや,学会としての慰留の手段として検討を進めたいが,会則改定が必要なので,総会に諮る必要がある。今後,経費面について経理委員会,制度面について総務委員会で検討を進めることとされた。

2)日本地熱開発企業協議会賞について

 賞の選考は日本地熱開発企業協議会で行うこととし,受賞内容等を地熱学会誌のニュースに掲載する方向で調整中との報告があった。

3)日本地球惑星科学連合会学協会長懇談会

 法人化後の経過報告があった。連合大会において各学会が春季大会の位置づけとして個別に行っていたセッションを組織化して5つのセクションに分類し,地熱学会はその中の一つである”地球・人間圏セクション”に入る可能性があるとの報告があった。

4)日本地球惑星科学連合社員総会について報告があった。

5)学術会議より研究推進に向けて支障が生じている事項等の照会について報告があった。

6)国による地熱技術開発の必要性について

 資源エネルギー庁「地熱発電に関する研究会」の中間報告に取り入れられた。今後,フォローアップ検討会が作られ,ここで検討していくことになった。

7)温泉関連学会とのコミュニケーション

 日本温泉科学会等の温泉関連学会との連携を図り継続していくため,各学会に窓口をつくることで互いに勉強して行きたいとの方針が示された。今後,地熱学会においても他学会との連携へ向けた担当窓口を検討していくこととされた。

8)地球惑星科学連合プログラム委員の推薦について報告があった。

9)将来の学会運営方法について今後検討していくこととなった。

10)対外広報活動について

 他団体の広報活動状況の調査結果が報告された。今後,環境エネルギー政策研究所,ならびに太陽光発電協会について情報を整理し,地熱の対外広報活動の方針について検討することとされた。

次回の評議員会開催は10月27日(火)13:00〜16:00に産業技術総合研究所秋葉原オフィス大会議室で行うこととされた。

以上